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​​年間行事

金曜見学演習(通年)

美術史においては、美術作品がもっとも重要な資料であり、美術作品を根本資料として美術の歴史を研究するということが基本であることから、日本美術史演習の授業では、毎週金曜日に学外授業として、社寺・博物館の蔵品および展覧会の見学と実地指導が行われます。

美術史学会全国大会(5月)

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中間発表(7月・12月)

7月に修士2年・学部4年が、12月に修士1年・学部3年が研究の中間報告を行います。

研究室旅行(秋)

​国内外の博物館・美術館や寺院を見学します。

待兼山芸術学会(3月)

​大阪大学文学部芸術ブロックの学会です。

予餞会(3月)

​芸術ブロック全体で行う、卒修了生のための送別会です。

授業

​各授業の詳細については以下授業例を参照してください。​

​​美術史学の授業に加え、学芸員資格取得のための授業も開講されています。

見学演習について

美術史においては、美術作品がもっとも重要な資料であり、美術作品を根本資料として美術の歴史を研究するということが基本であることから、日本美術史演習の授業では、毎週金曜日に学外授業として、社寺・博物館の蔵品および展覧会の見学と実地指導が行われます。見学演習は、本研究室初代教授・武田恒夫先生の発案で始まりました。

藤岡教授授業例

・日本美術史講義

仏教美術、とりわけ仏像は、中世以前の日本美術の中核をなすと言って過言ではない。そうした仏像に関する基礎的な知識を習得する。はじめに仏像の姿や作り方などを紹介し、その後飛鳥時代から鎌倉時代にかけての主要な仏像をとりあげ、その魅力や変遷について概説する。​

・日本・東洋美術史演習

主として日本と中国の仏教美術に関する代表的な、あるいは最新の論文を読み、論文の意義や問題点を検証する。美術史学の学術論文の形式を学び、論文を批判的に読む能力を養う。また、仏教美術の近年の研究動向を確認し、新たな研究の視点を開く。

門脇准教授授業例

・日本美術史講義

江戸時代中期、中国やヨーロッパから舶載された絵画の影響・出版文化の隆盛・新興町人の文化への関わり等により、上方では個性的な民間画工が多数登場し、江戸では錦絵が誕生する。百花繚乱というべきその様相のなかでも特に魅力的な画家や作品に焦点をあてる。それらの画家、作品、表現への理解を深めるとともに、作品が時代状況や各種文化と関わる社会的存在であることを知り、美術と人間との関わりを考える。全体を通じて日本の伝統的な絵画を理解する上で必要な基礎知識が習得できるよう配慮する。

・日本美術史演習

日本中近世絵画に関する論文を読む。受講者全員が輪番制で報告を担当し、それを受けて全員で討論する。美術史学の学術論文の形式を学び、学術論文を批判的に読む能力を養う。さらに、 中近世絵画史研究の歩みや近年の動向、その方法を学び、広い視野を得る。

橋爪名誉教授授業例

・日本美術史演習

江戸時代の重要な文人画論を講読し、具体的な作品をあげながら文人画(南画)の世界を深く理解する。江戸時代の漢文で書かれた画論を読みこなして近世の文献に慣れ親しむとともに、具体的な美術作品を挙げて画論の内容を検証することで美術史研究における実証性を学び、審美眼が育成できる。

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